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自己破産で弁護士とトラブルに?予防法と対処法は?

※この記事は弁護士の監修のもと作成しています。

【質問】
弁護士とトラブルになることはありますか?

「借金で首が回らなくなり、現在、自己破産を検討中で、手続きは弁護士に依頼しようと思っています。以前、自己破産の手続きに関して弁護士とトラブルになったという話しを聞いたことがありますが、実際にトラブルになるのはどんな場合でしょうか?」

【回答】
実際にトラブルになることはあります

弁護士とトラブルになるケースで多いのは、依頼者が弁護士の指示に従わない場合や弁護士から連絡があっても応じない場合などです。弁護士にウソをついたり隠し事をしていて後からバレてしまった場合や、弁護士自身に問題があるケースも中にはあります。

予防法としては弁護士の指示にはきちんと従い、正直に話すことが大切です。実際トラブルになってしまったら、弁護士としっかり今後について話し合い、セカンドオピニオンも参考にします。どうしても折り合いがつかないなら弁護士を替えることも検討しましょう。

自己破産で弁護士とトラブルになるのは、指示に従わないこと

自己破産手続きは裁判所を利用した複雑な手続きなので、個人が自分ですすめるのは大変です。そこで弁護士などの法律の専門家に依頼することが事実上必須になっています。

しかし、自己破産事件の進行途中で依頼している弁護士とトラブルになることがあります。自己破産でもっとも多いトラブルの原因は、依頼者が弁護士の指示に従わないことです。

たとえば自己破産手続き中には、弁護士から依頼者に対し、「いついつまでに〇〇の書類を用意してほしい」とか「〇〇(破産に至った経過など)について詳しく教えて欲しい」「〇〇(財産隠しなど)してはいけない」など、いろいろな指示が出されます。

法律事務所でアポイントを取って面談による打ち合わせもしますし、申し立てをして手続きが始まったら、裁判所などにも弁護士と一緒に行かないといけないこともあります。

しかし、依頼者が弁護士の指示に従わず、資料を用意しなかったり報告をしなかったり、財産隠しをしたり、アポイントがあるのに法律事務所や裁判所に来なかったりすることがあります。

このように、依頼者が手続きに非協力的な態度を執ると、それ以上手続きを進めることが出来なくなる上、弁護士が債権者や裁判所から責められることなどもあります。すると、当然弁護士と依頼者の関係がうまくいかなくなります。

このように、依頼者が弁護士の指示に従わずに、いい加減な対応を執ると弁護士とトラブルになりがちです。

連絡を取らない場合もトラブルになりがち

自己破産手続きで弁護士と依頼者がトラブルになるパターンとして、依頼者が弁護士からの連絡に応じない場合も挙げられます。

自己破産を弁護士に依頼すると、弁護士が受任通知を送付した段階で債権者からの督促が止まります。すると、依頼者はそれで満足してしまい、弁護士からその後の連絡があっても忙しいとか面倒だと言って電話に出なかったり折り返し連絡をすることもしないことがあります。

このような状態が続くと、弁護士としてはそれ以上事件をすすめることが出来ず、債権者からも「どうなっているのか」と状況確認が続くので、やむなく辞任してしまうこともあります。

弁護士が辞任すると、債権者が再び債務者に対して督促してきます。この時点ではじめて債務者があせって弁護士に連絡を入れます。しかし、そのときにはすでに弁護士は事件を辞任してしまっているのでどうにもなりません。

このことに元依頼者が腹を立てるなどしてトラブルになってしまいます。

弁護士にウソをつくとトラブルになる

自己破産手続きで弁護士と依頼者がトラブルになる要因としては、依頼者が弁護士にウソをついたり隠し事をしている場合などもあげられます。

たとえば自己破産ではすべての債権者を挙げないといけないのに、個人的な友人の債権者にだけは弁護士に知らせずにこっそり支払いをしていたり、妻が保証人になっている借金をこっそり支払っていたりします。

離婚して多額の財産分与をしたばかりなのにそのことを全く告げなかったり、ギャンブルなどの借金がたくさんあるのに、借金の原因についてウソの理由を説明して後からバレた場合などもトラブルになります。

予防法~指示にはきちんと従いウソはつかない~

自己破産手続きにおいて、弁護士とトラブルにならないためには、まずは弁護士の指示にきちんと従うことが大切です。

資料を用意して欲しいと言われたり裁判所に行く場合などは、きちんと言われた日までに用意をして、定められた日に弁護士事務所や裁判所に出向きましょう。

また、弁護士から連絡があったらきちんと対応し、留守電などが入っていたら折り返し連絡を入れることなども大切です。

自分が依頼している弁護士なのですから、ウソをつかないで正直に何でも話すことも重要です。基本的なことばかりですが、基本的なことが出来ずにトラブルになることが多いです。

トラブルになってしまったら?

弁護士とトラブルにならないように注意していても、トラブルになってしまうことがあります。中には弁護士の側に職務怠慢などの問題があるケースもあります。

実際に弁護士との間でトラブルが起こってしまったら、まずは依頼している弁護士としっかり話し合いをすべきです。トラブルが起こった原因とその解決法を話し合い、解決できることであれば協力して解決しましょう。

今依頼している弁護士に不信感を抱いている場合には、別の弁護士の法律相談を受けて現状を伝えて意見を求め、セカンドオピニオンを聞いて参考にすると良いでしょう。

もしトラブルが重大で、依頼者と今依頼している弁護士の信頼関係が壊れてしまっており、当事者の一方または双方がこれ以上自己破産依頼の契約を続けたくなくなってしまった場合や、トラブルについて話し合っても解決策が見いだせない場合もあります。

この場合には、弁護士を変更することも1つの対処法になります。

弁護士を変更する場合、いきなり今の弁護士に辞任されると債権者からの督促が来てしまいます。これを避けるためには、次に依頼する弁護士をインターネットなどで探して依頼する手はずを整えた上で、今の弁護士に辞任してもらい、新しい弁護士に事件を引き継いでもらう方法を執ります。

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