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任意整理の弁護士の選び方のポイントは?弁護士にも得手不得手があるって本当?

任意整理の弁護士の選び方のポイントは?

借金の返済に困って任意整理を検討していたとしても、どこの弁護士に依頼したらいいのか分かりませんよね?私たちが弁護士の方と関わるのは、あっても一生に一回くらいで、一度も関わったことがない人が大多数でしょう。

なので今回は、どのように任意整理を依頼する弁護士を選べば良いかを弁護士の方に聞いてきました。弁護士選びに困っている方は是非、参考にしてください。

【質問】
「任意整理を依頼する弁護士を選ぶコツはありますか?」

最近、毎月の返済が厳しくなってきたので任意整理を考えています。しかし、どこの弁護士にお願いすれば良いかわかりません。近くの弁護士事務所でも問題ないのでしょうか?弁護士を選ぶコツなどがあれば教えて頂きたいです。

【回答】
弁護士にも得手不得手があるので、誰でもいいわけではありません!

弁護士には取り扱い分野について得手不得手があり、任意整理についても弁護士ごとの方針や処理方法があります。出来れば任意整理に強い弁護士を探し、自分の希望する事件処理方針を執っている弁護士を探して依頼するのがおすすめです。

弁護士の取り扱い分野には得手不得手がある

任意整理を依頼する弁護士を探すときに、どのようなことに注意すべきなのでしょうか。自宅近くの弁護士事務所でも問題ないのかというのが今回の質問です。

この質問に答える前提として、弁護士にはいろいろな取り扱い分野があるということを知っておく必要があります。

弁護士は法律のプロですから、各種の事件を取り扱います。任意整理などの債務整理も取り扱いますが、交通事故や不動産取引、離婚や相続などの問題や債権回収業も行います。

個人では無く企業からの依頼を主に受けている事務所もありますし、外国との取引に関する渉外案件を主に受けている事務所もあります。企業法務がメインの事務所では、弁護士と言ってもほとんど裁判所には行かないという事務所もありますし、個人相手の仕事はほとんどしない事務所もあります。

このように、弁護士にはそれぞれの取り扱い分野があり、得手不得手がありますので、債務整理をする場合には、このような弁護士の取り扱い分野に注意する必要があります。

たとえば、任意整理を依頼したいなら、企業法務を主とする事務所ではなく、個人相手の仕事を主に取り扱っている事務所に依頼する必要があります。立派な門構えをして事務所内をきれいに整えていても、個人相手の相談に力を入れていない事務所に依頼してしまうと、任意整理の手続き進行が思うようにすすまないこともあります。

任意整理を依頼する弁護士を探す場合には、最低限個人相手の事件を主に取り扱っており、中でも債務整理案件に力を入れている事務所を見つける必要があります。

任意整理や過払い金請求には事務所ごとの方針・処理方法がある

弁護士に任意整理手続きを依頼する場合には、単に債務整理手続きに力を入れているかどうかの他にも注意した方が良い点があります。それは、任意整理や過払い金請求事件の処理方針の問題です。

任意整理や過払い金請求事件では、債権者と直接交渉をして最終的な和解内容を決めますので、事務所ごとの方針やカラーが強く出てしまいがちです。

この点個人再生なら借金の減額幅は法律で決定されていますし、自己破産では借金が無くなるのですから、依頼を受けた弁護士や依頼者の裁量が影響することはほとんどありません。

これに対し、任意整理や過払い金請求事件では「いくらの金額で妥協するか」や「返済期間を何年にするか」などの重要な点が、すべて弁護士と債権者の直接交渉によって決められることになってしまいます。

これらの条件の相場について法律での定めがあるわけではないので、これらの合意条件はすべて弁護士の裁量に任されてしまうことになるのです。

たとえば、あまり粘り強く交渉することなく、簡単に妥協して早期解決する方針の弁護士に任意整理を依頼すると、債権者が「早期に返済して欲しい」と言ってきたときに、妥協して3年間の支払いにしてしまうかもしれません。

しかし、時間がかかっても粘り強く交渉してくれる弁護士であれば、支払期間を5年間に延ばしてくれるかも知れません。同じ返済額でも返済期間が3年か5年かによって、月々の返済額は相当異なってきます。

依頼者にとっては、5年にしてもらった方がかなり助かることもあるのです。これは、過払い金請求の場合も同じです。いくらの過払い金回収額で妥協するかという弁護士の方針によって、依頼者の手元に返ってくる過払い金の金額がかなり異なってくることになります。

このように、任意整理は依頼する弁護士の事件処理方針や処理方法によって、相当な結果の差が生じることがあります。

よって、任意整理を依頼する弁護士を探す場合には、その弁護士の任意整理事件における事件処理方針や処理方法に注意する必要があります。

自分に合った弁護士の探し方~まずはインターネット検索~

任意整理を依頼する際に自分に合った弁護士を探すにはどのような方法を執ればよいのでしょうか。

先に述べたように、弁護士を探す場合には、まずはその取り扱い分野を確認し、その上で任意整理事件における処理方針を確認する必要があります。自宅近くの弁護士事務所では、どのような取り扱い分野が得意かもわかりませんし、任意整理事件の処理方針なども全くわかりません。

そこで、まずはインターネットのホームページを検索して弁護士を探しましょう。

ホームページ上で、債務整理について大々的に取り扱い分野として記載している事務所であれば、債務整理にある程度力を入れている事務所と考えて良いでしょう。その他、任意整理についてのブログや記事の記載が多ければ、任意整理が得意な事務所である可能性が高いです。

自分に合った弁護士の探し方~無料相談時に確認する~

インターネットで検索して相談を受ける事務所を決めたら、実際の事務所の処理方針については、弁護士事務所で無料相談を受けて確認します。

無料相談時に、任意整理事件の取り扱いが多いかどうかや、債権者と意見が合わないときに、自分(依頼者)の希望を聞いて最後まで粘り強く交渉してくれるかなども、はっきりと質問して確認すると良いです。

過払い金回収事件の場合には、回収金額について相手方と合意が整わない場合に積極的に訴訟を起こしてでも過払い金を回収する方針かどうかを確認してみると良いでしょう。

以上のように、任意整理を依頼する弁護士を探すときには、インターネットで法律事務所を検索していくつか気になる事務所をピックアップして複数の事務所で無料相談を受けてかかる費用も確認した上で、自分の希望する方針をとってくれそうな事務所に依頼するのがベストです。

まとめ

今回は「任意整理を依頼する弁護士の選び方」を弁護士の方に質問し、回答してもらいました。

弁護士を選ぶポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 弁護士の取り扱い分野に注意する
  • 個人相手の仕事を扱っている事務所に依頼する
  • 弁護士や事務所によって方針が異なる
  • ネットでホームページをチェックする
  • ホームページに債務整理を取り扱っているかチェック
  • 複数の事務所に無料相談に行く
  • 自分の方針、費用に合った所に決める

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