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任意整理後にETCカードを使う方法はありますか?

任意整理をしてもETCカードを使う方法はあるのか?

【質問】

今年に入ってから借金を任意整理しました。
その時にETCカードを契約していたクレジットカードも任意整理したため、ETCカードが使えなくなりました。任意整理したばかりなので、新規でクレジットカードを契約することも出来ません。クレジットカードが使えない場合でもETCカードを使う方法はないのでしょうか?

【回答】ETCカードを使うことはできます!

クレジットカードを持っていない人でも使えるのは、正確に言うとETCカードではなく「ETCパーソナルカード」というものになります。

車は持っているけど任意整理をしたからクレジットカードを持っていないし、新規でも作れないという人にオススメのカードです。

しかし、ある程度デポジット(保証金)が必要だったりと、デメリットもあるようです。

ETCパーソナルカードって何?

ETCパーソナルカードとは、クレジットカードを持っていない人でもデポジット(保証金)を預けておくことで、高速道路でETCが利用できるようになるカードのことです。

ETCパーソナルカードは利用する前に必ずデポジットを預けておく必要があります。しかし、利用した高速料金はデポジットから引かれるわけではなく、銀行口座から毎月引き落としされます。Suicaやnanacoのような前払いの電子マネーではないという点には注意してください。

じゃ、なぜデポジットは必要なのでしょうか?
それは、通常のクレジットカード払いのETCカードには与信審査がありますが、ETCパーソナルカードには審査がありません。そのため、審査の代わりの担保としてデポジットを預ける必要があります。

デポジットはあくまでも預けているだけなので、何も問題なければ解約の際に返金されます。

デポジットではいくら預けるのか?

預ける金額はその人が高速道路をどのくらい利用するかで変わってきます。 ETCパーソナルカードを申し込む際に平均利用月額と、年間最高利用月額を申告し、これを元にデポジット額が決定されます。

デポジットの計算方法はETCのサイトで以下のように説明されていました。

有料道路の平均利用月額を5,000円単位で切り上げた額(平均利用月額が10,000円未満の場合は10,000円とします。)の4倍の額または年間最高利用月額を20,000円単位で切り上げた額のいずれか高い額をデポジット額として預託していただく必要がございます。

ETCパーソナルカードのでもデポジット額

平均利用月額が1万円未満の場合はいくらであっても1万円として計算されますので、1万円の4倍で、デポジットは最低でも4万円は預けなければなりません。任意整理後に4万円をぽんと出せるほどの余裕があるのかどうか難しいところです。

また、会社側が必要だと感じた場合はデポジットの増額もあるようです。デポジットの増額に応じない場合はカードの利用を停止されます。

利用する上での注意点

ETCパーソナルカードで利用できる金額はデポジット額の80%までです。
そのため、今月はいくら利用したかをしっかりと把握しておかなければ、いざETCを利用しようとしてもバーが開かないということになりかねません。

また、デポジット額を低くしようとして平均利用月額などを低めに申告してしまうと、利用できる額も少なくなってしまうので、注意してください。

ETCカード使えるように任意整理する

今回は既に任意整理をしてしまっているので当てはまりませんが、任意整理する前であればETCカードのクレジット会社を任意整理の対象から外すという選択肢もあります。

ETCカードはほとんど場合、クレジットカードとセットになっており、そのクレジット会社を任意整理するとクレジットカードはもちろん、ETCカードも使えなくなります。

しかし、任意整理の場合は交渉する債権者(貸金業者)を選ぶことができるので、ETCカードの契約をしているクレジット会社を任意整理の対象から外すことも可能です。その場合、滞納などしていなければETCカードも問題なく使えると思われます。

ただし、100%確実というわけではありません
任意整理をすれば必ずブラックリストに載ることになり、金融事故となります。そうなると、任意整理から外したクレジット会社のカードが使えなくなる可能性もゼロではないので、この点は注意が必要です。

多重債務で任意整理する場合、特定のクレジット会社を対象から外すのは難しいかも知れませんが、どうしてもETCカードが必要な人は1つの選択肢として知っておいても良いでしょう。

個人再生、自己破産では?

個人再生と自己破産ではこの方法は使えません。

この方法が使えるのは借金を整理する債権者を選ぶことができる任意整理と特定調停だけです。

個人再生や自己破産では、特定の債権者だけが利益を得ることがないように全ての債権者が平等に扱われます。これを債権者平等の原則といいますが、これにより、特定の債権者だけを外すということが出来ないわけですね。

よって、個人再生と自己破産では所有している全てのクレジットカードが利用出来なくなりますので、もちろんETCカードも使えなくなります。

まとめ

今回は任意整理後にETCカードは使えるのか?という質問に対して、2つの選択肢を提示しました。
・ETCパーソナルカードを利用する
・ETCカードを使えるように任意整理する

どちらにも、メリットとデメリットがありますので、個人的な意見としては高速料金はETCカードを利用せずに面倒くさいかも知れませんが、現金で支払うのが一番良いと思います。

任意整理後は経済的な更生をする期間でもありますので、まずは借金の完済を優先しましょう。

カテゴリ:よくある質問

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