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リボ払いの借金は任意整理しても意味がないのでしょうか?

任意整理に関する質問

【質問】

毎月の返済が定額なのでリボ払いでショッピングやキャッシングを繰り返してしまい、クレジットカードも数枚契約してしまったので、毎月の返済も大きくなりすぎてかなりきついです。現状だと今後10年以上も返済をしなければならいので任意整理を検討していますが、リボ払いの借金だと任意整理する意味はあまりないのでしょうか?

【回答】意味がないことはないが…

リボ払いはちょっと使いすぎても毎月の支払いが定額なので、返済の負担が少ないというメリットがあり便利ですが、使い方を間違うと大変なことになってしまいます。

リボ払いの借金でも任意整理はできますが、任意整理後に返済を続けていけるかは、返済資金がどのくらいあるかにもよるでしょう。借金の減額を期待するという意味では、あまり効果はないかも知れません。

まずはリボ払いの仕組みと、その怖さから見て行きたいと思います。

本当は怖いリボ払いの仕組み

リボルビング払いには、質問にあるように毎月の返済額が定額である「定額返済方式」のほか、毎月の返済額が残元金に対し定率である「定率返済方式」、また、毎月の返済額が残元金に応じて増減する「残高スライド返済方式」などがあります。

ここでは、もっとも一般的な定額返済方式に沿って説明していきます。

リボ払いは分割払いと違い、いくら使っても毎月の返済額がそれほど変わらないのが魅力だといえます。しかし、分割払いとリボ払いでは、利率が同じだったとしても、一般にはリボ払いのほうが残高が減りにくいのです。

例えば、3万円の物を分割3回払いで買えば1万円、リボ払いの金額も1万円と、これだけを比較すると同じようにみえますが、実際はどうでしょうか。表で比較してみましょう。

下の表は、1月から10月まで10か月、毎月3万円ずつの買い物を、分割3回払いと、月1万円のリボ払いで行ったとき、支払額・利息額・残元金とがどのように変動するかをざっくりと計算してみました(なお、利率はどちらも年利15パーセントとします)。

分割払いの支払いシミュレーション

分割3回払い
購入額支払い額利息額残元金
130,00010,37537520,000
230,00020,62562530,000
330,00030,75075030,000
430,00030,75075030,000
530,00030,75075030,000
630,00030,75075030,000
730,00030,75075030,000
830,00030,75075030,000
930,00030,75075030,000
1030,00030,75075030,000
11020,37537510,000
12010,1251250
300,000307,5007,5000

リボ払いの支払いシミュレーション

リボ払い
購入額支払い額利息額残元金
130,00010,00037520,375
230,00010,00062941,004
330,00010,00088761,891
430,00010,000114883,039
530,00010,0001412104,451
630,00010,0001680126,131
730,00010,0001951148,082
830,00010,0002226170,308
930,00010,0002503192,811
1030,00010,0002785215,596
11010,0002694208,290
12010,0002603200,893
300,000120,00020,893200,893

分割3回払いの場合は12月に支払いが終わるのに対し、リボ払いでは12月に20万円以上も残元金があり、まだまだ返済が続くことになります。仮に、このまま月1万円ずつを払い続けたとすると、全額を支払い終えるのは翌々年の12月(36か月め)となり、完済するときには支払った利息額の合計は52,779円ほどにのぼります。

同じ買い物なのに、利息は何倍も大きいことがわかります。そりゃあクレジットカード会社もあんなにバンバンCMを打つわけです。

リボ払いは、月に定額を支払えばいいという安心感の一方で、支払額が変わらないことで知らず知らず浪費してしまう危険性も持っています。また、毎月の支払額が小さいと、利息にばかり充当されて、元金が全然減らないということもよくあります。個人的には、極力リボ払いは避けたほうがいいし、もし可能ならば今すぐにでもやめるべきだと考えています。

任意整理するとどうなるか

一般的に、任意整理の目的としては
・引き直し計算による過払利息の元本充当(または返還)
・将来利息のカット
という2つがあげられます。

それでは、リボ払いの債務を任意整理するとどうなるかについて考えましょう。

まず、過払利息についてですが、利息制限法に定める制限利息は、元本10万円までが20パーセント、元本100万円までが18パーセントであるのに比べて、リボ払いの利率は15~18パーセント前後と、いわゆるグレーゾーン金利に届かない場合がほとんどです。

そうすると、いわゆる引き直し計算を行ったとしても、たいていの場合、残元金はそれほど減らないという計算結果になります。ということは、リボ払いの債務を任意整理することは、「将来発生する利息を免除してもらう」というのがメインの目的だといえます。

今後の収入や生活状況等と照らし合わせて、利息をカットしてもらえば残元金は何とか払えそうな見通しが立つ場合は、任意整理をするのがいいでしょう。逆に、残元金だけになっても今後の返済は難しそうだということになれば、個人再生や破産手続等を選ばざるを得ないといえます。

カテゴリ:よくある質問

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