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ギャンブルや浪費で作った借金は任意整理できるのか?

任意整理に関する質問

【質問】
ギャンブルや浪費で作った借金は任意整理できますか?

「最初は遊びでパチンコや競馬などギャンブルに通い始めましたが、途中からはお金がなくても行きたくなり、借金をしてまでいくようになってしまいました。自己破産はいやなので、任意整理を検討していますが、ギャンブルで作った借金でも任意整理はできますか?」

▼回答▼

借金の返済が難しくなってきたけれど、自己破産はちょっと怖いのでできれば任意整理をしたいとのこと。

ただその借金がギャンブルや浪費のためのものなので、その理由の為に任意整理ができないのではと心配されているのですね。確かに自己破産などではギャンブルを理由にした自己破産は認められないということを聞いたことがある人も多いと思います。

では同様の理由での任意整理の可否についてはどうでしょうか。

任意整理に理由は関係ない

そもそも借り入れをするとき、一般的に「ギャンブルには使いません」「買い物には使いません」などと使途を限定して契約をするということはないと思います。

世の中には使途限定での借入をする金融商品(自動車ローンなど)もありますが、一般の方が消費者金融などで借入をする場合はフリーキャッシングという商品を利用するので、何に使おうが自由なのです。

ですから借入したお金をギャンブルや浪費に使ったから任意整理ができないということはありません。

公的な生活支援機関ならばいざしらず、「食料品を買うためにしか貸出しません」などという貸金業者はいませんよね。よって、あなたの浪費や借金のために借入されたとしても、それを理由として任意整理が不可能になるということはありません

ただし、任意整理が必ずできるわけでもありませんので楽観はできません。

任意整理ができない場合とは?

ギャンブルや浪費を理由として任意整理ができないことはないとお話しましたが、それはあくまで任意整理の仕組み上の話です。

そうだからといって業者側は任意整理に応じなければならないという義務は全くありません。そもそも任意整理は双方の「任意」で事を進めるものですから、業者側が応じなければそれまでということになります。

つまり整理に応じるも応じないも業者側の胸三寸ということになり、あなたが立場上不利であることには変わりないことに注意しましょう。業者も儲けるためにビジネスをしているわけですから、少しでも資金を回収したいという思いがあります。

あなたが自己破産や個人再生などの手段を取った場合資金の回収が不可能になるリスクがあり、そのリスクと任意整理に応じた場合の将来利息のカットなどのリスクを比較衡量して、なお整理に応じた方が損が少ないと判断すれば任意整理に応じてもらえるでしょう。

逆に整理に応じた方が損だと判断すれば応じてもらえないことになります。特に借入をしてからまだ一度も返済していない場合や、借入をしてからまだ日が浅い場合は応じてもらえる希望はかなり薄くなります。

利息の回収が業者の収入源となるビジネスモデルですから、一度も利息の回収が無い段階では応じづらくなるのは当然ですね。

また一部の業者には会社の方針として任意整理には一切応じないとするところや、特定の弁護士や司法書士事務所からの整理要請にのみ応じないところもあります。特定事務所からの要請に応じない業者に対しては、任意整理を依頼する事務所を変えて交渉する必要があります。

他の債務整理手続きでは理由を問われる?

任意整理では上述のようにギャンブルや浪費など、借金の理由を直接の原因として不可となることはありませんが、その他の債務整理ではどうでしょうか。

まず特定調停ですが、こちらも任意整理と同じく理由は問われませんので利用可能です。もっとも業者側が応じる義務が無いことも任意整理と同じです。

個人再生の場合は法律のシステム上は免責不可事由というものが無いために利用は可能ですが、ギャンブル癖や浪費癖が酷い場合は再生計画自体が上手くいかないこともあるので、その場合は個人再生の手続きを進めることはできなくなります。

債権者の利益を大きく害するために裁判所が絡んだ厳格な債務整理法となるので、ギャンブル依存や浪費癖が目に余るようだと裁判所から個人再生のGOサインがもらえないこともあります。逆に反省の態度を色濃く示し、今後自分の生活を改めて借金返済に全力を尽くすのだという姿勢を見せて納得させられれば利用は可能です。

自己破産の場合は冒頭にも書きましたがギャンブルや浪費での借金は免除してもらえないことあがります。

免責不許可事由といって、基本的にはギャンブルや浪費による借金は自己責任なので、債権者の利益の方を優先させるために免責は認められないのが原則です。

しかしその借金の度合いや、ギャンブルや浪費に至った理由、反省の度合いなどを総合的に考慮して、結果として自己破産を認めることもあります。これを裁量免責といって、自己破産の可否の決定を下す裁判官の裁量で免責を認めるものです。

例えば何らかの苦痛から逃れるために逃避的行動としてギャンブルに走ってしまったような場合、その原因や経緯を斟酌し、同情の余地があり免責が妥当と判断すれば裁量免責を貰える可能性もあるでしょう。

反対に自分勝手に借金を膨らました場合は裁量免責は受けられないでしょう。

カテゴリ:よくある質問

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