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任意整理の6つメリット

任意整理のメリット紹介

借金を整理する方法の1つである任意整理ですが、その最大のメリットは自己破産をしなくて済むところでしょう。借金整理=自己破産と思っている方も多いかも知れませんが、自己破産をせずに借金を整理したいという方は任意整理のメリットを確認しておきましょう。

それでは、任意整理のメリットをみていきます。

最大のメリットは自己破産を回避できること

冒頭でも書きましたが、任意整理の最大のメリットは自己破産を回避できる点にあります。任意整理では借金が免責(ゼロになる)されることはありませんが、自己破産によって受けるリスクを回避することが出来ます

自己破産や個人再生と比べると、任意整理には下記のようなメリットが挙げられます。

任意整理のメリット

  • 家や車など財産を守れる
  • 官報に載らないため、人に知られる可能性が低い
  • 資格が制限されない
  • 自己破産を回避できた喜び
  • 将来の利息がカット、完済が早まる
  • 取立てが止まる

ここで挙げているメリットのほとんどは自己破産の裏返しと言えますね。 これらメリットの理由を説明していきましょう。

メリット①:家や車など財産を守れる

複数の貸金業者から借金をしている場合、任意整理では整理する貸金業者を選ぶことができます。これにより、車や家のローンが残っていてもローン会社を任意整理の対象から外すことで、財産を手放すことなくローンの返済を続けていくことができます

一方、自己破産や個人再生といった裁判所の手続きが必要な場合は、債権者平等の原則から整理する債権者を選ぶことが出来ません。特定の債権者だけが得をしないように、全ての債権者を整理の対象とします。そのため、車のローンだけを対象から外すといったことが出来ないのです。

個人再生の場合には例外として、住宅ローンは整理しなくても良いとする住宅資金貸付債権に関する特則があるので、家は手放さずに借金を整理できます。

メリット②:人に知られる可能性が低い

自己破産をすると政府の機関紙である「官報」に掲載されてしまいます。

官報とは法律や条例などの公布を掲載したり、破産や相続といった裁判内容も掲載される国が発行する新聞のようなものですね。発行は国立印刷局が行っています。官報にはインターネット版もありますので、誰でも閲覧することができます。

そのため、自己破産をしたことが官報から他の人に知られる可能性があります。とは言っても、一般の人で官報を見ている人はほとんどいないと思われますが、知られる可能性はゼロではないでしょう。

裁判所を通さずに債権者と交渉していく任意整理では官報に載ることはありません。そのため、家族や会社など周りの人に任意整理をしたことが知られる可能性はかなり低いと言えます。

メリット③:資格が制限されない

自己破産を行うと警備員や生命保険募集人、宅地建物取引士などの資格制限を受けるので、このような職に就くことが出来なくなります。資格が制限される期間は概ね3~4ヶ月程度です。

この場合もこれまでのメリットと同様に、裁判所を通さない任意整理では資格制限を受けることはありません。資格が制限されるような職業の方であれば、任意整理を検討されるのも良いかも知れません。

メリット④:自己破産を回避できたという喜び

このメリットはちょっと分かりづらいかも知れませんね。
多重債務者の多くは自己破産について誤った認識をしていることもあり、マイナスイメージを持っているようです。そのため、自己破産するしか方法がない場合でもかたくなに拒否する人もいます。

しかし、任意整理をすることで自己破産という最悪の事態を回避できたという喜びを得ることができます。また、自分で招いてしまった借金地獄から自分の力で脱却したという達成感も味わうことができるでしょう。

任意整理には自己破産を回避できるということ以外にも、知っておくべきメリットがいくつかありますので紹介しておきます。

メリット⑤:将来の利息がカット、完済が早まる

冒頭でも説明したように任意整理では借金が免責されてゼロになることはありません。しかし、利息の引き直し計算を行い、払い過ぎた利息を元本に充当することで借金の減額が見込めます。

加えて、任意整理では将来利息のカットについても交渉するのが一般的で、将来の利息がゼロになれば借金の返済はかなり軽減されるでしょう。よって、月々の返済が楽になり、完済が早まるというわけです。

将来利息のカットを交渉する理由は、「債務者は借金の返済に困って任意整理をしているわけで、将来の利息を付けてしまうと任意整理をしたとしても返済が困難となってしまうため」です。

将来利息のカットは法律で決められたものではないので、貸金業者は必ずしも従う必要はありません。しかし、貸金業者としては無理に将来利息を取って、結果的に自己破産されるよりも、将来利息をカットしてでも返済してもらった方が良いため、将来利息のカットで和解となることが多いのです。

メリット⑥:取立てが止まる

任意整理を弁護士に依頼すると取立てが止まりますが、これは任意整理だけのメリットではなく債務整理全般のメリットだと言えます。

借金をしている債務者から弁護士が相談を受け、依頼を受任した場合は債権者に向けて「受任通知」という書面を送付します。この書面には「債務者の代理として弁護士が債務整理手続きを行いますよ」という主旨のことが書かれています。

これを受け取った債権者である貸金業者は、債務者に対して直接の取立行為が法律で禁止されています。これに違反した場合は2年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が科されます。場合によっては慰謝料が発生した判例もあります。

よって、受任通知後は貸金業者から直接、電話がかかってきて取り立てられたり、FAXや郵便での取立てがなくなるというわけですね。もし、貸金業者からの取立てにお困りでしたら、すぐに弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。

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