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間違いやすい!?「債務整理」と「任意整理」について

債務整理と任意整理は間違いやすい?

これ以上借金のことで悩まないでいいように、借金を整理する決意をしたのはいいけど、「債務整理って何?」「債務整理と任意整理って似てるけど何か違うの?」って疑問、お持ちじゃないですか?

今回は似ているようで全然違う債務整理と任意整理について解説していきます。

債務整理と任意整理は全く違う!

そもそも、「債務整理」と「任意整理」は言葉の響きは近いものの、その意味は全く異なります。

債務整理は借金整理の手続きや方法を総称したものです。任意整理は借金整理の1つの方法として、債務整理に含まれています。つまり、債務整理は任意整理のような具体的な借金の整理方法ではないということですね。

それでは、それぞれについて詳しく見ていきます。

債務整理とは?

先ほども説明したように、債務整理は借金を問題を解決するための方法をまとめた総称です。一般的に借金問題を解決することを債務整理と言っているので、任意整理とごっちゃになったりするようです。

債務整理には以下の4つの方法があります。

  • 任意整理
  • 特定調停
  • 個人再生
  • 自己破産

この4つの方法をまとめて「債務整理」なんですね。なので、借金問題を解決したい場合は、それぞれの方法の特徴をある程度、理解しておく必要があります。

しかし、それぞれの手続きが全然分からなくても弁護士に相談に行って詳しく事情を話すと、最適な整理方法がどれなのかはアドバイスして貰えるので心配はないでしょう。

任意整理とは?

上で説明したように、任意整理は債務整理に含まれており、具体的な借金の整理方法となります。

任意整理は債務整理の中でも唯一、裁判所を利用しない方法で、任意整理を依頼した弁護士や司法書士が代理人として貸金業者と交渉してくれます。

任意整理では借金がゼロになるわけではなく、将来に渡る利息や遅延損害金をカットして借金を減額してもらえるように貸金業者に交渉することになります。よって、任意整理後も借金を返済していくことが前提となります。

結局、借金を返済していくのであれば、あまりメリットがないように感じるかも知れません。しかし、他の債務整理とは違って裁判所を利用しない分、型にはまらないので借金を整理する貸金業者を選べるなど柔軟な対応ができます。

どの債務整理の方法が良いのか?

債務整理には任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つの方法があることはお分かり頂けたと思います。

じゃ、借金問題を解決するにはどの方法が一番良いのでしょうか?

それは、残念ながら人それぞれとしか言えません。4つの方法にはそれぞれ特徴があり、メリットもデメリットもあります。よって、その人の借金の状況や収入の有無、そして残したい財産があるのかなどによって、どの方法が最適かは異なります。

「任意整理」が向いているケース

まず、任意整理ではそこまで大きく借金が減ることはなく、3年程度は返済を続けなければなりません。そのため、借金が小さく、かつ返済していけるだけの収入がある人でなければ難しいという前提があります。。

先ほども説明したように、任意整理は自由度の高い借金整理法です。ローンが残っている家や車がある場合はローン会社を対象から外すことができ、家や車を手放さずに済みますので財産を残したい人に向いています。

また、借金の理由も問われません。自己破産では認められない可能性が高いギャンブルや浪費と言った理由でも、任意整理は行うことができます。

任意整理に向いている人についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
任意整理が向いている人の条件ってどんなものがありますか?

「特定調停」に向いているケース

特定調停も貸金業者と交渉する方法なので任意整理とにていますが、債務者と貸金業者の間に入るのが簡易裁判所である点が大きく違います。

基本的に自分で簡易裁判所に手続きを行うので、弁護士費用が節約できるというメリットがあります。そのため、手続きが面倒くさくても、とにかく費用を安く済ませたいという人に向いているでしょう。

特定調停に関する詳しい内容はこちらの記事を参考にしてください。
任意整理と特定調停を比較!その違いとは?

「個人再生」に向いているケース

個人再生は債務整理の中でも2番目に借金が減額される方法です。借金の額にもよりますが、5分の1まで借金が圧縮されることもあります。

任意整理での返済は無理だけど、安定した収入があって個人再生で借金が大幅に減少すれば返済していける人は個人再生が向いていると言えます。

デメリットとして、国が発行している官報に掲載されてしまうので、これを気にしないことも必要です。

個人再生の詳しい内容はこちらの記事を参考にしてください。
任意整理と個人再生を比較!その違いとは?

「自己破産」に向いているケース

自己破産はよく知られている方法ですね。借金を免責、つまりゼロにしてもらう方法です。

任意整理や個人再生で借金が減額されたとしても、借金の額が大き過ぎたり、収入がないもしくは収入が安定していないという理由で返済のメドが立たない場合は自己破産することになります。

自己破産では財産は残せませんし、個人再生と同様に官報にも掲載されるなど、デメリットも多いため、かたくなに自己破産を拒む人も多いようです。しかし、新たに人生を再スタートさせたいと本気で思っているのであれば最適な方法だと言えるでしょう。

自己破産の詳しい内容はこちらの記事を参考にしてください
任意整理と自己破産を比較!その違いとは?

まとめ

今回は間違いやすい「債務整理」と「任意整理」について解説してきました。

債務整理は借金の整理方法の総称で、任意整理はその債務整理の具体的な方法であり、任意整理も債務整理に含まれているということでした。間違いやすいと言っても、似ているのは響きだけで、中身は全く異なることが分かったかと思います。

債務整理は任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つの方法がありましたが、自分にどの方法が適しているかは弁護士とよく相談して決めるのが良いでしょう。無料で相談を受け付けている弁護士もいますし、法テラスを利用しても無料で法律相談ができます。

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