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知っておくと安心!任意整理の相談では何を聞かれるのか?

任意整理の相談

借金の返済に困っていて任意整理をしたいと思っていても、弁護士に法律相談に行くのって、なかなか勇気がいるものです。普通に生活していても弁護士と関わることなんてまず無いですからね。

「借金を作った理由や、借金を放置していることで怒られるじゃないか?」、また、「弁護士って恐そうなイメージだけど・・・」と思っている方も多いようです。

そこで、今回は任意整理を相談に行った際には、どのようなことを聞かれるのかについて書いて行きたいと思います。事前に聞かれることが分かっていれば、少しは相談に行く勇気が出るのではないでしょうか。

ちなみに、任意整理は弁護士と司法書士に依頼することができますが、今回は弁護士に相談した場合を中心に書いています。と言っても、司法書士に依頼した場合も内容はほぼ変わりません。

弁護士は何が聞きたいのか?

弁護士の方が一番最初の相談で聞きたいのは、大きく分けて3つあります。任意整理じゃなくても、債務整理の法律相談であれば、これらはまず間違いなく聞かれるでしょう。

①借金がどれだけあるのか
②借金の取り引き経過について
③返済できるのかどうか

借金関係の法律相談に行く場合は、これらを準備して相談に行くとスムーズに話しが進むと思います。

それでは、1つずつどのようなことを聞かれるのか詳しくみていきます。

①借金がどれだけあるのか

まず最初に弁護士が把握したいのは、「借金が全部でどれだけあるのか?」ということです。債権者の数や種類、借金の総額、毎月どのくらい返済しているのか、などを把握し、その後の対応を考えていきます。

多重債務者の場合、債権者や取り引きの数が多いので、相談に行く前に事前に紙にまとめておく必要があります。債権者をまとめる紙を債権者一覧表といいますが、これには、債権者の名前、住所、残りの借金、借入れ時期、契約の種類などをまとめます。

不都合な情報でも隠さない

債権者一覧表にはすべての借金を書き出さないといけません。借金の理由がギャンブルや浪費であった場合、「この理由では弁護士が引き受けてくれないかも」と思って、どうしても隠そうとしてしまう人がいます。

しかし、あるはずの借金を隠して任意整理を行えば、無茶な返済計画を立てることになり、返済が止まってしまえば、自己破産となる可能性もあります。また、弁護士が受任後に借金を隠していることが判明するれば、弁護士が辞任する可能性もあるでしょう。

つまり、どんな理由であれ、債務者にとって不都合な情報を弁護士に隠してしまうと、債務者にはデメリットしかないということですね。

隠しているつもりがない場合も

債務者の中にはクレジットカードを使ったショッピングに関しては、借金に含まれないと思っている人もいるようで、債権者一覧表から漏れていることがあります。ショッピングも立替代金債務、つまり借金となるので、これも報告しなければなりません。

また、借金以外にも、家賃を滞納している場合や、税金や年金を払っていない場合は、同様に報告するようにしましょう。これらも報告することによって、弁護士は債務者がどのような状況にいるのかがより詳しく把握でき、今後どうすべきかを考えることができます。

②借金の取り引き経過について

次は取引経過についてです。取引経過とは、いつ、いくら借りて、いくら返して、残りの借金がいくらあるのかをまとめたものです。任意整理ではこの取引経過を使って利息を引き直し計算し、借金の減額を交渉するため、非常に重要度が高いものとなります。

すべてを開示しない業者も・・・

弁護士が正式に任意整理を受任すれば、貸金業者に対して取引経過の開示を請求します。しかし、貸金業者の中には引き直し計算によって過払い金が発覚するのを恐れて、取り引きの一部しか開示しなかったり、完済している取り引きを開示しない業者がいるもの事実です。

もし、貸金業者が全ての情報を出していない場合、債務者からもできる限り正確に取引経過を伝えておかなければ、貸金業者の情報が正確な情報なのかどうかも判断できませんよね?

そのため、取り引きの明細や記憶をたよりに可能な限り詳しく取引経過を弁護士に伝えるようにしましょう。

③返済できるのかどうか

任意整理においては、返済計画に従って借金を返済していくだけの資金があるかどうかというのも、とても重要です。返済能力がどのくらいあるかで、任意整理をするのか、個人再生をするのか、それとも自己破産が適切なのかというのも変わってきます。

返済能力とは毎月どのくらいの金額を返済にまわすことができるのかということです。返済能力は債務者によってことなりますが、一般的に以下のような基準となっています。

「毎月の手取り収入から住宅費用を除いた収入の3分の1」の金額

つまり、任意整理をしても、毎月の返済金額が上記の基準を上回ってしまうと、任意整理をする意味がないということですね。恐らく、最初の数ヶ月は頑張って支払えるかも知れませんが、急な出費が出たりすると支払いはストップしてしまい、新たな借金をする可能性まで出てきてしまいます。

債務者がこのような事態に陥らないように、弁護士は債務者の生活状況を詳しく把握するように努め、返済できるかどうかを慎重に見極めます。そのため、債務者は相談に行く際には、直近の2ヶ月でどのくらい収入があって、どのような支出があったかを紙にまとめて持っていくことが望ましいでしょう。

まとめ

初めて任意整理の相談に行った際に、どのようなことを聞かれるか、大体分かったでしょうか?

相談に行く際の姿勢としては、「隠し事はせず何でも打ち明ける」ということを意識して行きましょう。先ほど説明したように、弁護士に隠し事をしてもデメリットしかありません。

また、基本的に債務整理の相談を受けている弁護士というのは、多重債務者がギャンブルや交遊費で借金してしまっていることを重々承知しているので、隠す必要は全くないでしょう。

借金のことで怒られたりすることもありませんのので、弁護士に相談するのをためらっている人は、まず相談に行ってみましょう。

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