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任意整理でブラックリスト?ブラックリストについて知ろう

ブラックリストとは?

借金のことでお悩みで任意整理を検討している人の中にはブラックリストに載ることを恐れて、任意整理に踏み出せない人も多いようです。ブラックリストをしっかりと理解することで、借金で悩み続けるよりも任意整理をした方がメリットが大きいことが分かるかと思います。

そこで今回は、ブラックリストについて詳しく解説していきます。

ブラックリストとは何か?

ブラックリストという言葉は誰でも1度は聞いたことがあると思います。ブラックリストに載るとお金が借りにくくなることは知っていても、何をしたら載るのか、またどんな情報が載っているのか、という詳しい内容については分からないことが多いのではないでしょうか?

まずはブラックリストの概要の解説からです。

ブラックリストというリストは存在しない

ご存知の方も多いかも知れませんが、「ブラックリスト」というリストはこの世に存在しません。一般的にブラックリストと呼ばれているのは、信用情報機関が保有している情報のことで、お金を借りている人の延滞情報などの信用情報を集めたものです。

借金の返済に遅れたり、任意整理などの債務整理をすると、事故情報として信用情報機関の情報にその事実が記載されます。このことを私たちは普段、「ブラックリストに載る」と言っています。

つまり、
事故情報(異動情報)が載る=ブラックリストに載る
ということですね。

事故情報は信用情報機関の間で共有

信用情報機関との関係性

貸金業者はお金を貸すときに必ず指定された信用情報機関の信用情報を見て、お金を貸しても大丈夫かどうか調査することが義務付けられています。

現在は3つの信用情報機関があります。

任意整理を行い、3つの信用情報機関のどれかに事故情報が載ると、その情報は他の機関にも共有されることになります。

ブラックリストに載る理由

ブラックリストに載る理由としては大きく分けると2つです。

  • 支払いを3ヶ月以上延滞した場合
  • 債務整理した場合

支払いを3ヶ月以上延滞した場合

事故情報として扱われるのは概ね61日以上ないしは3ヶ月以上の長期の延滞です。しかし、3ヶ月以上支払いが遅れたことがないからと言って安心してはいけません。短い期間でも遅れたことが過去に何度もある人もブラックリストに載っている可能性があります。何度も支払いが遅れていては、「返済が厳しいのでは?」と判断されてもしょうがないでしょう。

逆に「1日でも返済が遅れてしまったらブラックリストに載るじゃないか?」と心配している方もいるかも知れませんが、1日遅れただけで載ることはありません。あくまでも、支払いを3ヶ月以上延滞した場合です。

クレジットカードの引き落とし日に口座に入金してなくて落ちてなかった!なんて経験をしたことのある人は少なくないですからね。次の引き落とし日に支払えば問題ないでしょう。

債務整理した場合

債務整理した場合もブラックリストに載ります。債務整理とは、任意整理を含む、自己破産、個人再生、特定調停のことです。自己破産、個人再生、特定調停をするということは、支払不能な状態ということですので、事故情報が登録されることになります。

「任意整理はちゃんと和解した額を返済していくんだから事故情報ではないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんね。しかし、任意整理の場合は弁護士や司法書士に依頼してから、和解が成立して返済額が決定するまでの間は返済をストップします。概ね3ヶ月くらいはストップすることになるので、ブラックリストに載ることになります。

ちなみに、過払い金返還請求に関しては、ただ払い過ぎた利息を取り戻すだけで返済が不能な状態ではありませんので、ブラックリストに載ることはありません。

スマホの端末を分割にしている人は要注意!

最近はスマートフォンの機種代金が数万円と高いので、2年に分割して携帯料金と一緒に支払っている人も多いでしょう。私もiPhoneを利用していますが、2年に分割してキャリアに支払っています。

この場合、携帯料金を滞納すると分割して支払っている機種代金も滞納することになるので、最悪の場合はブラックリストに載る可能性があります。そのため、昨今は10代や20代でブラックリストの載ってしまう若者が増えてきているようです。

機種代金の分割払いはクレジットカードやローンとは違い、借金という認識が薄くなりがちです。ブラックリストに載ってしまえば、その後5年くらいは新規でローンを組んだり、クレジットカードが作れなくなってしまいますので、この点は十分注意が必要です。

ブラックリストに載る期間はどのくらい?

任意整理などの債務整理をしてブラックリストに載ったとしても、一生ブラックリストという訳ではありません。

ブラックリストに載る期間は3つの信用情報機関によって少し違いますが、任意整理の場合はどの機関も概ね5年でブラックリストから消えるようです。自己破産の場合は、CICとJICCが5年間保有するのに対し、全国銀行個人信用情報センターは10年保有するなど違いがあります。

各機関が情報を保有する期間は以下の通りです。

CICの保有期間

内容期間
延滞契約期間中および取引終了後5年間
任意整理契約期間中および取引終了後5年間
個人再生契約期間中および取引終了後5年間
自己破産契約期間中および取引終了後5年間

JICCの保有期間

内容期間
延滞発生日から1年を超えない期間
任意整理当該事実の発生日から5年を
超えない期間
個人再生当該事実の発生日から5年を
超えない期間
自己破産当該事実の発生日から5年を
超えない期間

全国銀行個人信用情報センターの保有期間

内容期間
延滞契約期間中および契約終了日から5年を超えない期間
(完済されていない場合は完済日から)
任意整理契約期間中および契約終了日から5年を超えない期間
(完済されていない場合は完済日から)
個人再生当該決定日から10年を超えない期間
自己破産当該決定日から10年を超えない期間

ここで注意してもらいたいのは、任意整理の場合、和解が成立してから返済が始まってから5年間というケースと、完済してから5年というケースがあることです。そのため、任意整理の返済が始まってから5年経ったからと言って、安易にクレジットカードを作ろうとはしないようにしてください。

もし、まだブラックリスト状態だった場合、そのクレジット会社で今後カードが作れなくなるかも知れません。

どうしてもクレジットカードが必要だったり、ローンを組みたい場合は信用情報機関に情報を開示請求して、自分の状況を確認すると良いでしょう。

ブラックリストに載るとどうなるのか?

ブラックリストに載ると、上で紹介したように、各機関が情報を保有している限り、新たにお金を借りたり、クレジットカードやローンを新規で契約することができなくなります

任意整理の対象としていないクレジットカードでも、途上与信という審査がありますので、途中で使えなくなる可能性があります。

その他、「生命保険には入れるのか?」、「携帯電話は契約できるか?」といった疑問については「任意整理の手続き後はどんな影響がある?」の記事で回答しているので、詳しくはこちらをご覧ください。

ヤミ金には絶対に手を出さない!

ここで気をつけて欲しいのはヤミ金は絶対に利用しない!ということです。

任意整理後はブラックリスト状態となるので、消費者金融などからお金を借りることが出来なくなります。それでも、3年~5年という返済期間中にどうしても急な出費が必要になることもあるでしょう。

そんな状態でもヤミ金はお金を貸してくれます。しかし、「ブラックOK」、「即日融資」などと言った誘惑には絶対に負けないでください。任意整理後の返済だけでも大変なのに、ヤミ金に返済することは恐らく無理です。

法的にヤミ金に借りたお金を返済する義務はありませんが、恐ろしい取り立てが待っていることは間違いありません。また、任意整理の返済に回すはずのお金をヤミ金の返済に充てたりしたら最後。残すは自己破産の道しかありません。

どうしても必要な場合は、親族にお願いするのが良いでしょう。ここでヤミ金に手を出してしまったら、借金地獄に逆戻りとなります。この点は十分に注意してください。

まとめ

今回はブラックリストについて解説してきました。

任意整理を検討している人は恐らく既に借金の返済を延滞している人が多いのではないかと思います。もしくは、まだ延滞していなくても今後、延滞する可能性が高い人だと思われます。

つまり、既にブラックリストに載っているか、または、今後ブラックリストに載る可能性が高い人だと言えます。任意整理をしてもしなくてもブラックリストに載るのであれば、任意整理をして返済額を減らした方がメリットが大きいのは間違いないでしょう。

ブラックリストに載ることを必要以上に恐れて、借金を整理する機会を失う方がリスクが高いと言えます。まずは、弁護士や司法書士に相談に行かれることをおすすめします。

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